2013年。今年作ったもの(その3)

今年作った物の3回目。最後となります。


「1/72 コスモゼロ」


ガンプラも一通り作ってきて、そろそろ別のジャンルを・・・と思っていた頃に、
テレビでヤマト2199の放送が開始され、発売済みのヤマト関連キットから、選んだのがコスモゼロでした。


cosmo-zero-01


キットを購入してから気がついたのが、「パーツが少ない」ことと「パーツが繊細」なこと。
ガンプラとは対象としている年齢層が違うのでしょう。
乱暴に扱うと、折れてしまうようなパーツが多く、製作中は気を遣うことが多かった印象があります。


cosmo-zero-03


この製作では、2つの「初めて」を経験しました。


一つ目は、人物の塗装。
ガンプラでも、人物がついてきますが、全部捨ててきました。
理由はもちろん、塗装したとしても、コクピットに載せたら見えないから。
でも、今回コスモゼロは飛行形態でくみ上げる予定。
なのに、古代君が搭乗していなかったら、おかしいでしょ?と言うことで塗装を行うことになりました。


さいわい(?)、ルーペを使うことなく塗装することが出来ました。
まだ、目に近付けても、2重に見えるようなことは無いみたいです。


二つ目は、ウォッシング。
これまでは、塗装はひたすらきれいに仕上げることを考えて来ていました。
汚し塗装にも興味があったのも事実ですが、せっかくきれいに仕上げた作品をわざわざ汚すのをためらっていました。
ただ、今回は飛行機。広い平面で構成されているのに、塗装とスミ入れだけでは、「間」が持たないと感じていました。
そこで、いいタイミングだと思い、ウォッシングに挑戦してみました。


結果、初心者によくありがちな、汚しすぎと言う事態に・・・。


ただ、反省はありながらも、これまでとは違った仕上がりになったことには満足していますし、
その反省は、次のVF-25に、生かされたのではないかと・・・思います。


「1/12 FW-14B」


プラモデルのジャンルでは、キャラクターものの他に、飛行機と自動車が好きなので、
自動車を作るなら、「特に好きなFW-14Bを!」と言うことで製作しました。


いきなり、1/12スケールで?とも思ったのですが、そこは「作りたい!」と言う勢いだけで、選択しました。


FW14B-01


思いの外、パーツ数も多くなく、組み立てやすそうにも思えたのですが・・・。


まず、つまづいたのが、塗装。
パーツ数が多くないと言うことは、一つのパーツを何色も塗り分けると言うこと。
しかも、組立説明書通りでは、実車と違うところも多々あり。ちょっと混乱しました。


次のつまづきポイントは、組み立て。
パーツの接着には、流動性の高い瞬間接着剤を多用したのですが、「ピンセットでパーツを固定しておいて」と言うのがなかなかうまくいかなくて、
パーツを飛ばしてしまうことが、しばしば発生。
今回は何とか強引に接着しましたが、ピンセットは、少々高くてもいいやつを買う必要があると、痛感しました。


FW14B-02


最後のつまづきポイントが、デカール。
元々、デカールを貼るのに苦手意識があって、出来るだけ避けてきたのですが、
さすがに、F1カーにデカールを貼らないわけにも行かず。
しかも、1/12スケールなので、大きなデーカールも多数。


いろんなサイトを参考にして、予備知識を入れてトライ。
大きなデカールは、あまり失敗することもなく貼り付けることが出来ましたが、
細長いストライプ状のデカールで大苦戦。


FW14B-03


「もともと、キットとあっていないんじゃないの?」と思われるものや、
組立説明書を読んだだけでは分からず、実際に貼り付ける段階になってから、「ええ、そうなの~」と知る箇所があったり。
とりあえず、これから製作する人がいたら、二言だけ忠告しておきます。
「あらかじめ予備のデカールを部品注文しておきましょう」「デカールの余白はあらかじめ切り取っておきましょう」


つまづきポイントの多い製作となりましたが、それを乗り越えていくことも含めて、
製作中は、楽しい時間を過ごすことが出来ました。


また、楽しい時間を過ごすために、同じタミヤから発売されている、1/12スケールのMP4/6も、そのうち製作すると思います。


「MG シナンジュ」


ガンダムUCでは、主役機であるユニコーンガンダムは、あまり好きではなくて、
周りを固めているMSの方が好きだったりします。


MGでは、デルタプラス・ジェスタに続く製作となりました。


製作としては、出来のいいキットなので、改修などは一切せずに、
外装全面に、きれいなキャンディー塗装を施すことを目標にしました。


MG-SINANJU-001


ブラック → シルバー → クリアレッド → クリア と塗装を進めるのがセオリーなのでしょうが、
今回は、シルバー → クリアオレンジ → クリアレッド → クリアと塗装を進めました。


最初のブラックは省いたのは、シルバーを厚塗りすればするほど、下地の色は関係無くなっていくのと、
ブラックを生かそうとすると、シルバーの塗り方に注意する必要があるのですが、
全てのパーツを同じように、シルバーで塗り上げる自信がなかったので、
シルバーを厚塗りすることで、全体を統一することを優先しました。


MG-SINANJU-002


クリアーオレンジとクリアーレッドの重ね塗りは、光の当たり具合による色の見え方を変えるためにそうしました。


最後のクリアー塗装は、直前に製作したFW-14Bの経験を生かして、中研ぎとコンパウンド磨きを行いました。
とは言え、全ての外装パーツにそれを行うと、とんでもない時間がかかってしまうので、平面な箇所だけに限定しています・・・。


撮影についても、間接照明での撮影を基本として、ハイライトにしたい箇所に限定して光を当てるようにして見ました。



結果的に、製作も撮影も満足のいく出来になったのではないかと思います。


「1/72 VF-25(ハセガワ)」


今年最後の完成品となりました。
BS11では、現在、マクロスフロンティアが放送中ですね。
リアルタイムでは、アナログ放送で見ていたので、
今回のBS11での訪ソは、アナログ独特のノイズが無い分、CGがクリアーで、また違った印象がありますね。


元々、今年最後の完成品はシナンジュの予定で、それが終わったら、来年に完成させるものの「下ごしらえ」を始めるつもりでしたが、
モデルグラフィックスを読んでいると、かっこいいVF-25とともに「ハセガワからVF-25が発売される」との記事が目に入ってきました。


ほとんど、一目惚れ。


macross-vf25-05-wall_02


発売日に購入して、一目惚れの熱が冷めないうちにと、すぐに製作に取りかかりました。


ただ、年をまたいで作るというのが気分的に好きじゃないのと、年末独特の忙しさもあって、
出来るだけ、時間をかけないように「さくっと」製作することとなりました。


ハセガワのキットを作るのは、小学生の時以来で、ほぼ初体験と言う感じでした。


パーツのエッジがなまっていなくて、シャープに成形されているのが印象的でした。
デカールの質も申し分なく、スジボリも綺麗。と、好印象でした。
ただ、パーツの合いについては・・・一部よくない箇所も。少しだけですが。


フィギュアの色分けの複雑さを目の前に、今回は駐機状態での製作となりました。


macross-vf25-05-12


作成中の仮組みの状態から、「かっこいい」を連発しながらの製作でしたが、
塗装を終えて、最後の組立を終えて、改めて眺めると、3倍増しくらいのかっこよさになりました。


特に、斜め正面からのアングルは最高ですね。



今年の最後を飾るにふさわしい、満足度の得られる製作となりました。


これで、今年作った物の紹介は終わりです。


次回は来年作る物について、書いてみたいと思います。


それではまた。

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